皆さん、衣替えは「10月1日」と決めていないでしょうか。結論からお伝えします。2026年の秋は、例年より遅らせたほうが失敗しません。 気象庁が2026年8月25日に発表した3か月予報では、9月から11月まで全国的に気温が平年より高く、秋の訪れが遅くなると見込まれているためです。
さらに、気象庁の平年値を都市別に並べてみると、もっとはっきりしたことがわかりました。10月1日という日付は、地域によって最大で1か月以上ずれます。 同じ10月でも、札幌の日最高気温は16.4℃、那覇は28.1℃です。同じ服装で過ごせるはずがありません。
この記事では、衣替えの目安を【季節・気温・地域】ごとに整理したうえで、気象庁の平年値を使って「10月1日は本当に切り替え時なのか」を7都市で検証します。あわせて、そもそもなぜ6月1日と10月1日なのかという由来と、作業をラクに進めるコツもまとめました。
※この記事は2026年9月11日に情報を再確認し、更新しています(初回公開:2025年9月12日)。
衣替えはいつがベスト?基本の目安

まずは全体像からです。衣替えには「何月から」という法律上の決まりはありません。学校や職場の制服が6月1日と10月1日を区切りにしていることが多いため、それが一般的な目安として広まっています。
家庭での衣替えは、この日付にとらわれる必要はありません。おおまかな目安は次のとおりです。
| 時期 | 切り替える内容 | 一般的な目安 |
|---|---|---|
| 春の衣替え | 冬服 → 夏服 | 4月下旬〜6月上旬 |
| 秋の衣替え | 夏服 → 冬服 | 9月下旬〜11月上旬 |
幅があるのは、地域と年によって気温が大きく違うからです。日付ではなく気温で判断するのが、いちばん失敗しにくい方法になります。次の章から、その具体的な基準を見ていきます。
一気に入れ替えないほうがよい理由
衣替えというと1日で全部入れ替えるイメージがありますが、春と秋は日ごとの気温差が大きい時期です。一気に入れ替えると、翌週の寒の戻りや暑さのぶり返しに対応できなくなります。
おすすめは2段階に分ける方法です。
- 第1段階:長袖・薄手の羽織ものを手前に出す(この時点では夏服もしまわない)
- 第2段階:気温が安定してから、夏服を収納して厚手のものを出す
この2段階にしておくと、季節の変わり目の「今日は何を着ればいいのか」で困る日がほとんどなくなります。
2026年の秋は遅い|今年の衣替えはいつがよいか

ここは、今年だけの事情です。2026年は例年どおりに動くと失敗しやすい年なので、先にお伝えします。
気象庁の3か月予報は「全国的に高温」
気象庁が2026年8月25日に発表した3か月予報によると、9月から11月までの平均気温は、全国的に平年より高くなる見込みです。地球温暖化などの影響で大気全体の温度が高く、暖かい空気に覆われやすい状態が続くと説明されています。
10月についても平年より高い所が多く、30℃を超える日があってもおかしくないと伝えられました。11月も平年より高めで、秋を感じる機会が少ないかもしれないとされています。
今年の目安は「平年より2週間ほど後ろ倒し」
この予報を踏まえると、今年の衣替えは平年の目安より2週間ほど遅らせるのが現実的です。地域別の考え方は次のようになります。
| 地域 | 平年の目安 | 2026年の目安 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 9月中旬〜下旬 | 9月下旬〜10月上旬 |
| 関東・関西 | 9月下旬〜10月上旬 | 10月中旬 |
| 九州・沖縄 | 10月下旬〜11月 | 11月中旬以降 |
ただし、これはあくまで予報にもとづく目安です。予報が外れて急に冷え込む可能性もあるため、薄手の羽織ものだけは早めに出しておくことをおすすめします。
夏服をしまうのは急がない
今年に限っては、夏服を急いでしまわないことが一番の対策になります。10月に30℃近い日が来たとき、半袖が全部圧縮袋の中では困ってしまいます。
半袖を数枚だけ手前に残しておき、11月に入ってから完全にしまう。この進め方なら、暑さがぶり返しても慌てずに済みます。
気温を基準にした衣替えのタイミング

ここからは、年によらず使える気温の目安をお伝えします。日付ではなく気温で判断すれば、その年の気候に自動的に合わせられます。
服装が切り替わる気温の目安
一般的に言われている目安を整理すると、次のようになります。
| 気温(日最高) | 服装の目安 |
|---|---|
| 25℃以上 | 半袖が快適 |
| 22〜24℃ | 長袖1枚がちょうどよい |
| 20℃前後 | 長袖+薄手の羽織もの |
| 15〜19℃ | ジャケットやカーディガンが必要 |
| 15℃未満 | コートやアウターの出番 |
秋の衣替えで基準にしたいのは、日最高気温が22℃を下回る日が続き始めたときです。この頃から長袖が主役になります。
見るべきは最高気温より最低気温
もうひとつ、見落とされやすい点があります。衣替えの判断では、日最低気温のほうが重要です。
昼間は暖かくても、朝晩が冷えると体感は大きく変わります。日最低気温が15℃を下回り始めたら、秋冬物の準備を始めると考えてください。この基準なら、通勤や通学で家を出る時間帯の寒さに対応できます。
3日続いたら動く
気温は日によって上下します。1日だけ涼しかったからといって動くと、翌日に暑さが戻って後悔することになります。
目安として、同じ傾向が3日続いたら切り替えると決めておくと判断がぶれません。天気予報は1週間先まで見られるので、「この先3日が22℃以下」と確認できた時点で動けば十分間に合います。
天気予報のどこを見ればいいか
実際の手順もお伝えしておきます。スマートフォンの天気アプリで、週間予報の「最低気温」の行だけを見てください。
多くの人は最高気温を見て服を決めますが、朝の寒さを決めるのは最低気温です。家を出る時間帯の体感に直結するのは、こちらの数字になります。
見方は簡単で、次の3段階です。
- 最低気温が18℃を下回る日が出てきた:羽織ものを1枚出す
- 最低気温が15℃を下回る日が続く:秋冬物への切り替えを始める
- 最低気温が10℃を下回る:コートやアウターを出す
この3つの数字さえ覚えておけば、カレンダーを気にする必要はありません。住んでいる地域がどこであっても、同じ基準がそのまま使えます。
「寒の戻り」と「暑さのぶり返し」への備え
季節の変わり目には、いったん進んだ季節が逆戻りすることがあります。春の「寒の戻り」、秋の「暑さのぶり返し」です。
完全に切り替えてしまうと、こうした日に着るものがなくなります。前のシーズンの服を2〜3枚だけ、取り出しやすい場所に残しておく。 これだけで慌てずに済みます。
残しておくなら、薄手のカーディガンや半袖Tシャツのように、重ね着で調整できるものが便利です。厚手の1枚より、薄手の2枚のほうが幅広い気温に対応できます。
気象庁の平年値で検証|10月1日は本当に切り替え時か

ここが、この記事でもっともお伝えしたい部分です。「10月1日に衣替え」という習慣が、実際の気温とどれだけ合っているのかを、気象庁の平年値(1991〜2020年)を使って確かめました。
7都市の10月の気温を並べる
主要7都市について、9月・10月・11月の日最高気温と日最低気温を並べたものが次の表です。
| 都市 | 9月(最高/最低) | 10月(最高/最低) | 11月(最高/最低) |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 22.8℃/14.8℃ | 16.4℃/8.0℃ | 8.7℃/1.6℃ |
| 仙台 | 25.0℃/18.0℃ | 19.8℃/11.9℃ | 14.1℃/5.6℃ |
| 東京 | 27.5℃/20.3℃ | 22.0℃/14.8℃ | 16.7℃/8.8℃ |
| 名古屋 | 29.1℃/21.0℃ | 23.3℃/14.8℃ | 17.3℃/8.6℃ |
| 大阪 | 29.5℃/21.9℃ | 23.7℃/16.0℃ | 17.8℃/10.2℃ |
| 福岡 | 28.6℃/21.6℃ | 23.7℃/16.0℃ | 18.2℃/10.6℃ |
| 那覇 | 30.6℃/25.8℃ | 28.1℃/23.5℃ | 25.0℃/20.4℃ |
出典:気象庁「過去の気象データ検索」平年値(統計期間1991〜2020年)
わかったこと①:10月の気温は札幌と那覇で11.7℃違う
まず目を引くのが、10月の日最高気温の差です。札幌16.4℃に対し、那覇は28.1℃。その差は11.7℃あります。
さらに言えば、那覇の10月(28.1℃)は、東京の9月(27.5℃)より暑いのです。東京で「まだ半袖でいい」と感じる気温が、沖縄では10月に当たります。同じ日付で衣替えをするのが無理だとわかります。
わかったこと②:最低気温15℃を切る月は地域で3か月ずれる
前章でお伝えした「日最低気温15℃」を基準に、各都市がいつその線を下回るかを調べました。
| 都市 | 日最低気温が15℃を下回る月 |
|---|---|
| 札幌 | 9月(14.8℃) |
| 仙台・東京・名古屋 | 10月 |
| 大阪・福岡 | 11月 |
| 那覇 | 11月でも20.4℃で該当なし |
札幌はすでに9月の時点で基準を下回っています。 10月1日を待っていては遅いのです。一方で大阪と福岡は11月、那覇にいたっては11月でもまだ20℃を超えています。
つまり、同じ「衣替え」でも適期は地域によって最大3か月ずれることになります。
わかったこと③:10月1日が当てはまるのは関東・東海だけ
3つ目の発見です。10月1日という日付がちょうど切り替え時に当たるのは、東京・名古屋あたりの地域だけでした。
これは偶然ではありません。衣替えの日付は明治時代に官公庁や軍隊の制服制度として定められたもので、基準になったのは当時の中心地である東京の気候です。全国一律の日付が地方で合わないのは、はじめからそういう仕組みだったといえます。
結論:日付は「目安」、判断は「気温」
この検証からお伝えしたいのは、次の1点です。
10月1日は、全国どこでも通用する切り替え日ではありません。 自分の住む地域の気温を見て決めるのが、唯一確実な方法です。天気予報アプリで1週間先の最低気温を見れば、誰でも判断できます。
地域別の衣替えスケジュール

前章のデータを踏まえて、地域ごとの実践的な目安をまとめます。
北海道・東北(寒冷地は秋が早い)
北海道や東北は、秋の訪れが本州より1か月ほど早い地域です。札幌は9月の時点で日最低気温が14.8℃まで下がり、10月には8.0℃になります。
そのため、9月中旬には秋冬服を準備しておくのが安心です。朝晩の冷え込みが強いので、重ね着できるものを先に出しておくと失敗が少なくなります。春は逆に遅めで、5月中旬から6月にかけてが切り替え時期の目安です。
関東・関西(一般的な基準の目安)
東京や大阪を含む関東・関西は、標準的なスケジュールに当てはまります。秋は9月下旬から10月上旬、春は4月下旬から5月上旬が目安です。
ただし東京と大阪でも差があります。東京は10月に日最低気温が14.8℃まで下がるのに対し、大阪は16.0℃。大阪のほうが1〜2週間ほど遅めに考えておくとちょうどよくなります。学校や会社の衣替え日もこの時期に設定されることが多いため、生活習慣になじみやすい地域でもあります。
九州・沖縄(夏服が長く続く温暖地域)
九州や沖縄は、年間を通して気温が高いのが特徴です。福岡は10月でも日最高23.7℃で、長袖1枚がちょうどよい程度。本格的な冬服は11月以降になります。
沖縄はさらに極端です。那覇は11月でも日最高25.0℃、日最低20.4℃。この記事で見た「最低15℃」という基準に、年内はほとんど当てはまりません。季節ごとに一気に切り替えるのではなく、少しずつ入れ替える「ゆるやかな衣替え」が向いています。
地域別 衣替えの目安早見表
ここまでの内容を一覧にまとめます。
| 地域 | 春の衣替え目安 | 秋の衣替え目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 北海道・東北 | 5月中旬〜6月 | 9月中旬〜下旬 | 春は遅め、秋は早め。重ね着で調整 |
| 関東・関西 | 4月下旬〜5月上旬 | 9月下旬〜10月上旬 | 全国的な標準時期 |
| 九州・沖縄 | 4月中旬〜5月 | 10月下旬〜11月 | 夏服が長い。少しずつ切り替える |
繰り返しになりますが、2026年についてはこの目安より2週間ほど後ろ倒しで考えるのがおすすめです。

なぜ6月1日と10月1日なのか|衣替えの由来

そもそも、なぜこの2つの日付なのでしょうか。由来をたどると、1000年以上さかのぼることになります。
平安時代の宮中行事から始まった
衣替えのもとになったのは、平安時代に中国から伝わった習わしです。当時は宮中行事として年に2回、装束を替えていました。
もともとは「更衣(こうい)」と呼ばれていましたが、更衣が女官の役職名としても使われるようになったため、区別するために「衣更え(衣替え)」と呼ばれるようになったと伝えられています。
平安時代の切り替え日は、旧暦の4月1日と10月1日でした。この時点ですでに10月1日が登場しているのが興味深いところです。
江戸時代は年4回だった
江戸時代になると着物の種類が増え、武家社会では年に4回の衣替えが定められました。気候に合わせて細かく替えるようになり、これが庶民にも広がっていきます。
つまり、日本の衣替えは「年2回」で固定されていたわけではありません。服の種類が増えれば回数も増えるという、実用に沿った変化をしてきました。
明治時代に6月1日・10月1日へ
現在の形になったのは明治時代です。1873年(明治6年)1月1日から新暦(太陽暦)が採用され、それに合わせて衣替えの日が定め直されました。
さらに、官公庁や軍隊が洋服の制服制度を導入したことで、6月1日と10月1日という日付が全国に広まります。学校の制服がこの日付を採用しているのも、この流れを受け継いだものです。
由来を知るとわかること
ここまで見てくると、前章の検証結果にも納得がいきます。6月1日と10月1日は、明治時代の官公庁の都合で決められた日付であって、現代の気候や各地域の実態に合わせたものではありません。
しかも当時から150年以上が経ち、その間に気温は上昇しています。制服のある学校や職場では日付に従う必要がありますが、家庭の衣替えまでこの日付に縛られる理由はないと言えるでしょう。
衣替えをスムーズに進めるコツ

タイミングが決まったら、次は進め方です。段取りを変えるだけで、作業時間は大きく変わります。
晴れた日の午前中に行う
衣替えは湿度の低い、よく晴れた日に行うのが基本です。湿気を含んだまま収納すると、カビや虫食いの原因になります。
時間帯は午前中がおすすめです。空気が乾いている午前10時から午後2時頃に済ませると、衣類に湿気が残りにくくなります。雨の日や雨上がりの翌日は避けましょう。
しまう前に必ず洗う
見た目に汚れていなくても、一度でも着たものは皮脂や汗が付いています。この汚れが虫食いと黄ばみの原因になります。
クリーニングに出したものは、ビニールカバーを外してから収納してください。カバーをつけたままだと通気性が悪く、湿気がこもります。
「捨てる基準」を先に決める
衣替えは、服を減らす絶好の機会でもあります。ただ入れ替えるだけでは、服は増える一方です。
作業を始める前に基準を決めておくと、迷う時間がなくなります。
- 2シーズン着なかったものは手放す
- 毛玉・シミ・型崩れがあるものは処分する
- 「痩せたら着る」と思っているものは今年で区切る
判断に迷う服は、いったん別の箱に入れて半年置いておく方法もあります。半年間一度も取り出さなかったら手放すと決めておけば、後悔せずに減らせます。
虫食いとカビを防ぐ3つの鉄則
せっかくしまった服が、次のシーズンに穴だらけ——これを防ぐには3つだけ押さえれば十分です。
- 完全に乾かしてからしまう:湿気が残っているとカビの原因になります
- 防虫剤は衣類の上に置く:成分は空気より重く、上から下へ広がるためです
- 詰め込みすぎない:ケースの8割程度にとどめ、空気が通る余地を残します
防虫剤で見落とされやすいのが2つ目です。引き出しの底や衣類の下に入れても効果が届きません。 必ず一番上に置いてください。
また、種類の違う防虫剤を混ぜて使うのは避けましょう。成分が反応して衣類にシミができることがあります。使い切ってから次のものに替えるのが安全です。
制服とクールビズは日付が決まっている
家庭の衣替えは気温で判断してよいのですが、制服や職場のルールがある場合は別です。
学校の制服は6月1日と10月1日を区切りにしているところが多く、2週間ほどの移行期間を設けている学校もあります。お子さんがいるご家庭では、学校からのお知らせを確認してください。
職場については、環境省が推進してきたクールビズが5月から9月までを目安としてきました。近年は期間を固定せず、気温に応じて各自の判断とする職場も増えています。自分の職場がどちらの方式かを確認しておくと、迷わずに済みます。
収納場所は「使う頻度」で決める
しまう場所も工夫できます。これから着るものを取り出しやすい高さに、オフシーズンのものを上段や奥に。これだけで次の衣替えがぐっとラクになります。
衣替えを「ただの作業」ではなく「クローゼットを整える習慣」として取り入れると、暮らし全体が快適になります。手順をひととおり確認したい方は、別記事にまとめています。

おすすめの収納グッズでさらに快適に
衣替えをよりラクにするには、収納グッズの活用が近道です。圧縮袋や収納ケース、仕切りアイテムを使えばスペースを有効に使えて、クローゼットが整います。
選ぶときのポイントは、中身が見えるかどうかです。不透明なケースにしまうと、何を入れたか忘れて同じ服を買ってしまうことがあります。透明なケースか、ラベルを貼れるものを選ぶと失敗しません。
具体的な商品は別記事で比較していますので、あわせて参考にしてください。
衣替えに関するよくある質問
最後に、よく寄せられる疑問にお答えします。
衣替えは1日で終わらせるべき?
いいえ、2回に分けるほうが失敗しません。1回目で長袖と羽織ものを出し、気温が安定してから2回目で夏服をしまう。この進め方なら、寒の戻りや暑さのぶり返しにも対応できます。
とくに2026年は秋が遅い予報なので、分けて進めることをおすすめします。
夏服はいつしまえばいい?
最低気温が15℃を下回る日が続くようになってからで十分です。地域によって時期は変わり、札幌なら9月下旬、東京なら10月中旬、那覇なら年内はしまわない選択もあります。
半袖を2〜3枚だけ残しておくと、急に暑さが戻った日にも困りません。
クリーニングに出した服はそのまましまっていい?
ビニールカバーは必ず外してください。 カバーをつけたままだと通気性が悪く、湿気がこもって黄ばみやカビの原因になります。
クリーニング店のカバーは、持ち帰るまでのホコリよけです。長期保管用ではありません。
圧縮袋は使っても大丈夫?
化学繊維のものなら問題ありません。ただしダウンジャケットやウール、カシミヤは避けてください。繊維がつぶれて元に戻らなくなります。
圧縮したい場合は、空気を抜きすぎないのがコツです。8割程度にとどめると、繊維へのダメージを抑えられます。
衣替えをしないという選択はあり?
収納に余裕があるなら、それも一つの方法です。すべての服を一年中出しておけば、衣替えの作業そのものが不要になります。
ただし虫食いやカビのリスクは残るため、シーズンオフの服にも防虫剤を使い、ときどき風を通してください。また、服の総量が多いままだと、結局どこに何があるか分からなくなります。衣替えをしない場合こそ、服の数を絞ることが前提になります。
まとめ
衣替えのタイミングについて、この記事でわかったことを整理します。
- 衣替えに法律上の決まりはなく、6月1日・10月1日は明治時代の制服制度に由来する日付
- 気象庁の平年値で検証すると、10月1日が切り替え時に当たるのは関東・東海あたりだけ
- 10月の日最高気温は札幌16.4℃・那覇28.1℃で11.7℃の差がある
- 日最低気温15℃を下回る月は、札幌9月・東京10月・大阪11月・那覇は該当なしと最大3か月ずれる
- 2026年は全国的に高温の予報のため、平年の目安より2週間ほど後ろ倒しが安心
- 判断の基準は日付ではなく気温。日最高22℃以下・日最低15℃以下が3日続いたら動く
日付で決めると、暑い日に厚着をしたり、寒い日に薄着で震えたりすることになります。天気予報で1週間先の最低気温を見る。 たったこれだけで、衣替えの失敗はほとんどなくなります。
今年は秋が遅い年です。夏服をしまうのは急がず、羽織ものだけ先に出しておく。この進め方で、快適に季節の変わり目を乗り切ってください。




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