Netflixシリーズ『イクサガミ』を見ていると、主人公・嵯峨愁二郎の“弟分”として登場する男・祇園三助が気になった人も多いのではないでしょうか。
- 刀を握ればスピード感あふれる立ち回り
- ふだんは車夫として家族を養う「町の父親」
- それでも兄弟の宿命から目をそらさず、デスゲーム「蠱毒」に身を投じる覚悟
この複雑なキャラクターを演じているのが、俳優・遠藤雄弥(えんどう ゆうや)さんです。
本記事では、
- 祇園三助とはどんな役なのか
- 遠藤雄弥さん本人のコメント&エピソード
- 『イクサガミ』を見る前後に押さえておきたい代表作・最新作
- プロフィール(年齢・身長・趣味 など)
までまとめて解説します。
Netflixシリーズ『イクサガミ』とは?作品のざっくり概要

『イクサガミ』は、Netflixで配信されているオリジナルシリーズで、**幕末×デスゲーム(バトルロワイヤル)**という強烈な世界観が特徴の作品です。
- 主演:岡田准一さん(嵯峨愁二郎役)
- 監督:藤井道人さんほか
- 配信:Netflixにて世界独占配信
- 全6話構成(シーズン1)
時代設定は幕末。
幕府や新政府の影で動く権力者たちが、剣士やならず者を集めて「蠱毒(こどく)」と呼ばれる命がけのデスゲームを開きます。
そんな極限状態の中で、
- 主人公・嵯峨愁二郎
- その妹分・彩八
- 兄弟の一人である祇園三助
らが、それぞれの「守りたいもの」のために刀を抜く――というのが大まかな流れです。
遠藤雄弥が演じる「祇園三助」とはどんなキャラクター?

祇園三助の立ち位置
シネマトゥデイのキャラクター紹介によると、祇園三助は**「秘伝の京八流を受け継ぐ八兄妹の一人で、愁二郎の義弟」**というポジションです。
- 京八流:兄弟たちに受け継がれた剣術
- 愁二郎:岡田准一さん演じる主人公
- 三助:その「義理の弟」として兄に複雑な感情を抱えながら生きる男
兄弟愛と宿命、そしてそれぞれの思惑が交錯する中で、三助は重要な役割を担います。
「兄弟愛は力だ」──キャッチコピーに表れたテーマ
祇園三助の紹介には、「兄弟愛は、力だ。」というコピーが添えられています。
- かつては京八流の一員として兄弟と共に刀を振るってきた過去
- 現在は車夫として、妻と息子を養う生活者
- それでも兄弟の危機には、剣を取らざるをえない
このように、「家族を守りたい」という思いと、「血を分けた兄弟との因縁」という二つの軸を背負っているのが祇園三助というキャラクターです。
家族を守るために蠱毒へ参加
現在の三助は、人力車夫として働き、妻と息子を養う父親として暮らしています。
しかし、京八流の兄弟たちの運命に巻き込まれ、兄弟の一人・化野四蔵(早乙女太一さん)と共に「蠱毒」に参加することになります。
単なる戦闘マシンではなく、「家族の生活」と「兄弟との絆」の板挟みになっている人物だからこそ、三助の選択には重みがあります。
遠藤雄弥が語る『イクサガミ』への思い

台本を読んで「映像になったらどうなるんだろう」とワクワク
Netflix公式のキャストコメントで、遠藤雄弥さんは次のような趣旨のメッセージを寄せています。
- 『イクサガミ』のシナリオを最初に読んだとき、
「これが映像になったらどうなるんだろう」とワクワクした - スタッフ・キャストが全力で作り上げた作品なので、ぜひ一緒に楽しんでほしい
「見たことのない世界に飛び込んでいく感じ」が好きだと、映画『男神』のインタビューでも話している遠藤さん。
ファンタジーやデスゲームといった挑戦的なジャンルにも、楽しみながら飛び込んでいくタイプの俳優だと伝わってきます。
「バトルロワイヤルの幕末バージョン」と語る世界観
美容メディア「kirei note」のインタビューでは、『イクサガミ』について
**「ざっくり言えば、バトルロワイヤルの幕末バージョン」**と説明していました。
- 生き残りをかけたデスゲーム
- ただの殺し合いではなく、兄弟愛や家族の事情、国の未来など、さまざまな思惑が絡み合う
そうした「人間ドラマの濃さ」も、本作の魅力だと語っています。
撮影現場エピソード|走り込み・玉木宏の“姿勢”・兄弟役との空気感

三助役のために「とにかく走り込んだ」
遠藤さんは自身のX(旧Twitter)で、三助役に向けた準備についても明かしています。
- 三助は「スーパースタートダッシュ」「ファイトスタイル」「車夫」というキーワードが重なる役
- その設定を踏まえて、とにかく走り込んで体を作った
と投稿しており、スピード感のあるアクションの裏側には、かなりのトレーニングがあったことがうかがえます。
画面越しに伝わる「疾走感」や「切り込むような踏み込み」は、こうした地道な走り込みから生まれているわけですね。
玉木宏の「座り姿勢」に惚れた現場トーク
『イクサガミ』の配信記念イベント「戦神祭 -始め-」では、キャスト陣が撮影中の裏話を披露しました。
その場で遠藤さんが語ったのが、玉木宏さんの“座り姿勢”に惚れたエピソードです。
- 天龍寺でのアクションシーン撮影中
- 控室で玉木さんが背筋を伸ばして座っている姿が、
「どこからどう見ても、演じているキャラクターそのものだった」
といった内容で、役になりきった佇まいに思わず見とれてしまった、と笑い交じりに振り返っています。(イベント記事各社のレポートより)
こうした共演者へのリスペクトの言葉からも、現場の空気の良さが伝わってきます。
Xでのユーモア:「鉢巻俳優ではないよ?」
遠藤さんはX上で、
『イクサガミ』祇園三助
『室町無頼』赤間誠四郎
鉢巻俳優ではないよ? 似てるけどたまたまだよ?
といったユーモアも投稿しています。
確かに両作品とも「鉢巻+剣士」というビジュアルが印象的ですが、本人は「たまたまです」と軽やかに笑い飛ばしていて、SNS上でもファンを楽しませています。
『イクサガミ』をより楽しむために──祇園三助の見どころ

① 家族のために戦う「父親」としての顔
三助は、今は車夫として妻と息子を養う父親。
- もともとは京八流の一員として、命のやり取りをしてきた男
- しかし現在は、生活者として汗を流し家族を支える立場
- そこへ再び「蠱毒」という極限の場が訪れる
このギャップが、視聴者の感情を揺さぶるポイントです。
② 兄弟の一人として、愁二郎・四蔵との関係性に注目
祇園三助は、愁二郎の義弟であり、化野四蔵とは兄弟として一緒に蠱毒に参加します。
- 愁二郎に対しては、「兄への敬意」と「複雑な感情」が同居
- 四蔵とは、戦場を駆ける“相棒”のような距離感
- 彩八を守ろうとする場面では、兄弟の絆が前面に出る
最終話付近で、彩八のピンチに三助と四蔵が駆けつける場面は、兄弟のドラマとしても大きな山場と言えるでしょう。(海外メディアのエピソード解説より)
③ アクションの「スピード感」
シネマトゥデイの解説でも、祇園三助は「スピード」を武器に戦うキャラクターとして紹介されています。
- 刀を抜いてから決着までの早さ
- 走り込みで作り上げたフットワーク
- 兄弟との連携技のようなアクション
こうしたスピード感あふれる動きは、遠藤さん自身の身体能力の高さと準備の賜物です。
遠藤雄弥の「今」を知る──『男神』ほか最新出演作
『イクサガミ』で遠藤雄弥さんを知った人には、ぜひ最近の出演作もチェックしてほしいところです。
映画『男神』──“妻子思いの父親”としての熱演
2025年9月公開の映画『男神』(監督:井上雅貴)は、ファンタジーホラーでありながら「家族愛」や「冒険」の要素も強い作品です。
- ある日、住宅地の建設現場に謎の「穴」が出現
- 現場で働く主人公・和田勇輝の息子が姿を消す
- 息子を追って穴の中に飛び込んだ父親が、異様な儀式と“男神”と呼ばれる存在に向き合う
遠藤さんは、この作品でも**「妻子思いの父親」**を演じています。
インタビューでは、
- 初めての本格的なファンタジーホラーへの挑戦でワクワクしたこと
- 日本の伝統美や家族の感情が描かれていること
- 「どこか童心に戻れるようなストーリー」だと感じたこと
などを語っており、想像力を刺激される作品に仕上がっていることが伝わります。
『ONODA 一万夜を越えて』『辰巳』など、これまでの代表作
『イクサガミ』や『男神』に興味を持った方には、過去作もぜひ見てほしいところです。
- 『ONODA 一万夜を越えて』
第二次世界大戦後もジャングルで戦い続けた小野田寛郎を題材にした作品で、遠藤さんは若き日の主人公を演じ、国際的にも評価されました。 - 『辰巳』
裏稼業の男と少女の復讐劇を描いたジャパニーズ・ノワールで、主演として高崎映画祭・日本映画プロフェッショナル大賞などで主演男優賞を受賞。演技派としての地位をさらに固めました。
『イクサガミ』で見せる「スピード感のある剣士」と、『男神』での「家族を守る父親」、そして『ONODA』『辰巳』での骨太な人間ドラマ。
これらを横並びで見ていくと、遠藤雄弥という俳優の“幅の広さ”がよく分かります。
遠藤雄弥のプロフィール|年齢・身長・趣味など
最後に、『イクサガミ』から興味を持った人向けに、遠藤さんの基本プロフィールを整理しておきます。

基本情報
- 名前:遠藤 雄弥(えんどう ゆうや)
- 生年月日:1987年3月20日
- 年齢:38歳(2025年時点)
- 出身地:神奈川県(厚木市出身とするプロフィールも多数)
- 職業:俳優
- 所属事務所:METEORA(メテオラ)
身長・体重
- 身長:171cm
- 体重:57kg
これらは、日本タレント名鑑やチケット情報サイトなど、現在も更新が続いているプロフィール情報から確認できます。
趣味・特技
所属事務所METEORAの公式プロフィールによると、趣味・特技は次の通りです。
- 趣味:映画鑑賞、スニーカー収集、プロレス観戦
- 特技:殺陣、バスケットボール、スケートボード
映画『男神』のインタビューでは、現場で見たカメラをきっかけにライカのカメラを購入し、写真撮影にもハマっていると話しており、最近は「カメラ」も大きな趣味のひとつになっているようです。
遠藤雄弥×イクサガミ|よくある質問(Q&A)

- 『イクサガミ』で祇園三助を演じている俳優は誰ですか?
-
A.祇園三助(ぎおん・さんすけ)を演じているのは、俳優の遠藤雄弥(えんどう・ゆうや)さんです。
Netflixシリーズ『イクサガミ』では、主人公・嵯峨愁二郎の義理の弟として、「兄弟愛」と「家族を守りたい思い」を背負ったキャラクターを熱演しています。 - 祇園三助は、『イクサガミ』の中でどんなキャラクターですか?
-
祇園三助は、秘伝の剣術・京八流を受け継ぐ八兄妹の一人で、愁二郎の義弟という立ち位置です。
ふだんは人力車夫として働き、妻と息子を養う「市井の父親」ですが、兄弟の宿命と家族を守るためにデスゲーム「蠱毒」に身を投じます。
「兄弟愛は力だ」というコピーがぴったりハマる、家族と兄弟の間で揺れるキャラクターです。 - 『イクサガミ』の中で、遠藤雄弥(祇園三助)の見どころは?
-
一番の見どころは、スピード感のあるアクションと、家族を守ろうとする父親としての表情です。
走り込みで作り上げたフットワークを生かした剣さばきや、兄弟の一人として彩八や四蔵を守ろうとする場面では、静と動のギャップが強く印象に残ります。
特に最終話付近の、彩八のピンチに駆けつけるシーンは、「遠藤雄弥×祇園三助」を語るうえで外せない名場面です。 - 『イクサガミ』はどこで見られますか?
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『イクサガミ』は、Netflixのオリジナルシリーズとして配信されています。
全6話構成なので、週末にまとめて一気見するのにもぴったりなボリューム感です。
まずは1話を試しに見てみて、「祇園三助ってどんなキャラ?」と気になったら、本記事の解説を読みながら見直してみるとより楽しめます。 - 『イクサガミ』を見て遠藤雄弥を知りました。他にどんな作品に出ていますか?
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最近の作品だと、**ファンタジー・ホラー映画『男神』で、息子を守るために“穴”の向こう側へ飛び込む父親役を演じています。
そのほか、戦後長期にわたりジャングルで戦い続けた男を描く『ONODA 一万夜を越えて』や、裏稼業の男と少女の復讐劇を描いた『辰巳』など、骨太な作品への出演も多い俳優です。
『イクサガミ』の祇園三助が刺さった人は、「家族」「戦い」「葛藤」**といったテーマが共通するこれらの作品も要チェックです。 - 祇園三助は、歴史上の実在人物がモデルですか?
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祇園三助という人物は、歴史上の実在人物というよりは、『イクサガミ』の世界観の中で生まれたオリジナルキャラクターです。
作品全体としては幕末を舞台にしていますが、京八流の兄弟たちや蠱毒の設定はフィクションとして描かれています。
そのため、「史実どおり」というよりは、あくまで**フィクションとしての“幕末バトルロワイヤル”**として楽しむのがおすすめです。 - 遠藤雄弥さんの年齢やプロフィールを簡単に知りたいです。
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遠藤雄弥さんは、1987年3月20日生まれ・神奈川県出身の俳優です。
身長は171cm前後とされ、映画鑑賞やスニーカー収集、プロレス観戦に加え、最近はライカのカメラでの写真撮影にもハマっているとインタビューで話しています。
『イクサガミ』『男神』のようなシリアスな作品だけでなく、さまざまなジャンルで存在感を発揮する“実力派”俳優です。 - 『イクサガミ』をもっと楽しむには、どんな見方がおすすめですか?
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まずは何も情報を入れずに1周して、世界観やアクションの迫力をそのまま味わうのがおすすめです。
2周目以降で、「京八流の兄弟関係」「祇園三助の視点」「蠱毒に参加するそれぞれの理由」に注目して見直すと、セリフや表情の意味がガラッと変わって見えてきます。
本記事の解説やプロフィールを見ながら、「ここが三助のターニングポイントだな」と意識して見ると、遠藤雄弥×イクサガミの魅力が一段と立体的になります。
まとめ|「遠藤雄弥 × イクサガミ」は、これからますます注目される組み合わせ

Netflixシリーズ『イクサガミ』で祇園三助を演じることで、遠藤雄弥さんは
- スピード感あふれるアクション
- 家族を思う父親としての感情表現
- 兄弟との絆を背負った役柄
といった要素を一気に見せてくれました。
さらに、同時期には映画『男神』の主演としても話題になっており、
『ONODA 一万夜を越えて』『辰巳』など、過去の代表作とあわせて見ることで、俳優としての厚みや幅広さがより強く伝わってきます。
『イクサガミ』で遠藤雄弥さんを知った方は、ぜひ
- 三助の登場シーンをもう一度じっくり見返す
- 『男神』や過去作を合わせてチェックする
という流れで「遠藤雄弥ワールド」を深掘りしてみてください。
きっと、祇園三助の一挙手一投足が、最初に見たときよりもずっと立体的に見えてくるはずです。

