料理・食器洗い物・お風呂などガスは生活に欠かせない道具のひとつです。
ガスは、水道・電気の次に必ず必要となります。しかし、ガスには「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類ありますが、プロパンガスは供給するガス会社が価格を自由に決められます。
自由料金となっていることから、気付いたら「なんか、ガス代が高くない!?」となっていませんか?値上げは常時行われてますが、徐々に値上げされていたが、夏と冬では使用量が変わるので毎月のガス代を比較しても使用料が増減して、値上がりされていることに気付きにくい。
ここでは、現在の市場相場から支払っているガス代を比較して価格交渉もしくはガス会社の乗り換えなど、進め方を具体的に解説します。
プロパンガス料金とは?
毎月の使用量および金額を確認するには、「ガス使用量のお知らせ」が郵送や検針員がご自宅のポストに入っています。まずは、お知らせの見方について解説します。
引用:東京ガス
ガス会社によって、記載されている項目が異なります。まずは、確認するのに必要な項目は以下になります。
基本料金 ※上記(12)
ガスの使用が無くてもかかる固定費用です。
使用量 ※上記(6)
請求される月に使ったガスの総量です。単位はm3(立方メートル)です。
請求金額 ※上記(11)
ガス会社に支払う金額です。
【計算式】(基本料金+(従量単価 × 使用量))× 消費税率
ガス料金の市場相場を知ろう!
地域ごとに基本料金、従量単価は異なります。お住まいの都道府県の平均価格を表示しています。
北海道・東北地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
北海道 | 2197 | 882 |
青森県 | 2017 | 846 |
岩手県 | 2054 | 790 |
宮城県 | 1856 | 697 |
秋田県 | 1984 | 770 |
山形県 | 1999 | 802 |
福島県 | 1900 | 725 |
関東地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
東京都 | 1856 | 613 |
神奈川県 | 1877 | 643 |
千葉県 | 1841 | 622 |
埼玉県 | 1836 | 621 |
茨城県 | 1786 | 635 |
栃木県 | 1765 | 623 |
群馬県 | 1825 | 618 |
山梨県 | 1817 | 637 |
長野県 | 1845 | 684 |
東海地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
愛知県 | 1884 | 649 |
静岡県 | 1899 | 665 |
岐阜県 | 1914 | 673 |
三重県 | 1923 | 646 |
北陸地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
富山県 | 2136 | 740 |
石川県 | 1984 | 729 |
福井県 | 1892 | 702 |
近畿地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
滋賀県 | 1938 | 657 |
京都府 | 1967 | 660 |
奈良県 | 1910 | 611 |
和歌山県 | 1992 | 605 |
大阪府 | 1828 | 625 |
兵庫県 | 2055 | 668 |
中国地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
鳥取県 | 2040 | 772 |
島根県 | 2145 | 754 |
岡山県 | 2032 | 688 |
広島県 | 1960 | 657 |
山口県 | 2121 | 702 |
四国地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
徳島県 | 2057 | 651 |
香川県 | 1967 | 690 |
愛媛県 | 1970 | 659 |
高知県 | 1983 | 626 |
九州・沖縄地方
都道府県 | 基本料金 | 従量単価 |
福岡県 | 2037 | 642 |
佐賀県 | 2040 | 683 |
長崎県 | 1880 | 692 |
大分県 | 1878 | 643 |
熊本県 | 1803 | 639 |
宮崎県 | 1874 | 684 |
鹿児島県 | 1724 | 691 |
沖縄県 | 1859 | 733 |
出典:エネピ
支払い金額と市場相場を比較しよう!
都道府県ごとの市場相場と比較していかがでたしょうか。
私は関東地方に住んでいます。4月のガス代が、¥14,959でした。
(基本料金が¥1,430、使用料が21.4m3だから、従量単価は569¥/m3です)
平均価格より安いんだ。
でも、ここ数年の間でガス代高くなっている気がする!?
あくまで平均価格であり、最安値ではありません。
個人的主観ですが、平均価格でもガス料金は、「高い!」と感じます。
なぜならば、新規にガス会社と契約した時は、最安値でスタートしていた。
自由価格ゆえに、ガス会社は年々に値上げをしていくようだ。
まずは、他のガス会社の価格を調べてみよう。
おすすめサイト
今のガス会社との契約が2年以下の方は価格に差がないとおもいますが、
私の場合は契約から13年経っていたので、正直ビックリ!しました。
他のガス会社に見積もろう!
比較サイトを使って調べると最安値に辿り着きやすいです。
比較サイトから2社を選んで、営業マンを読んで話しました。
話の節々に「2社見積もりを進めてます」と話し、最安値を引き出しました。
A社:基本料金¥1500、従量単価330¥/m3
B社:基本料金¥1500、従量単価300¥/m3
よって、B社で契約することとしました!
基本料金が+70円と高くなりますが、従量単価がー296¥/m3となります。
B社で契約した場合の年間低減コストは、¥106,050/年 となります。
季節ごとのガス代(月額)
【我が家の使用量】
春・秋=30m3/月程度、夏使用量=20m3/月程度、冬場使用量=40m3/月程度
えっ!
年間低減額が¥100,000超えるの!!!
我が家は5人家族なので、ガス使用量が多い家庭ほど、従量単価が安くなると、コストが抑えられます。
今のガス会社に価格交渉しよう!
比較サイトで安くなることがわかったら、まずは、現在利用しているガス会社に連絡をしましょう。
現在利用しているガス会社に☎️しました。
『他社のガス会社から御社より安い見積もりを頂いたのですが、価格の見直しできませんか?』
あっ!そうですか…
見積もりですが、従量単価を450¥/m3が限界です。
ただし、基本料金を¥1,200で継続利用していただけませんか?
いきなり、従量単価が¥300/m3と回答が来ると思っていません。いきなり下げすぎると、今の価格の妥当性が証明できなくなるし、そもそも利益が減るからだと思われます。
なんでわざわざ今のガス会社に連絡するのか?
それは、家を新築する際、ガス工事費用をガス会社が負担した場合、契約期間を設けられていることがあります。
例えば、
家の中のガス栓を設置する工事をガス会社が行った。
ガス会社からコンロや給湯器、ガス暖房機などを購入した。(値引きしてもらった)
確認を兼ねて、あえて連絡することで、契約や残債が残っていることがわかるので、他社と契約した後に気付くと余計な手間が増えるので注意してください。
他社に乗り換えよう!
新たなガス会社との契約をしても、すぐに切り替え工事はしてもらえません。
クーリングオフにより、契約から最短でも1週間後になります。
まとめ
市場の平均価格だからと言って安い訳ではありません。
比較サイトを使って最低価格を調査してガス会社を乗り換えるだけで、年間平均8万円のガス代が低減できます。ビックリ!するほどの家計改善の効果があります。
乗り換えには電話であったり、契約書サイン、ガス設置工事立ち会いの手間が約1日分かかりますが、平均8万円を低減であれば、サラリーマンの方は必ず費用対効果は断然高いです。
まずは、行動してみましょう。