岸谷蘭丸さんは、海外留学支援の会社を共同創業した経営者であり、テレビとウェブで報道番組のコメンテーターを務め、2032年の東京都知事選への出馬を公言している人物です。皆さんが「岸谷蘭丸って何者?」と検索したとき、たいていの記事は「岸谷五朗と岸谷香の息子」で説明を終えてしまいます。それでは何も答えたことになりません。
そこでこの記事では、親の名前をいったん脇に置いて、本人が何で食べていて、なぜ発言力を持っているのかだけを公開情報から調べました。会社の登記情報、公式サイトの会社概要、出演番組の一覧、大学の世界ランキングまで当たった結果、次の3つがわかりました。
- 経営している会社は1社ではなく2社ある。しかも本人は単独代表ではなく共同創業者
- レギュラー番組はテレビ1本・ウェブ5本・ラジオ1本。加えて国政選挙の特番MCを2回務めている
- ネット上で言われる「世界3位の大学」は、どのランキングの3位なのかが示されていない
順に見ていきましょう。
岸谷蘭丸とは何者か|3つの顔を先にまとめます

肩書きが複数あって分かりにくい人物ですが、整理すると3つに集約できます。留学支援会社の経営者、報道番組のコメンテーター、そして将来の都知事候補です。この3つは別々の活動ではなく、あとで見るように1本の線でつながっています。
岸谷蘭丸の基本プロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 岸谷蘭丸(きしたに らんまる) |
| 旧活動名 | 柚木蘭丸(ゆのき らんまる) |
| 生年月日 | 2001年7月7日 |
| 年齢 | 25歳(2026年8月時点) |
| 出身地 | 東京都 |
| 職業 | 実業家、タレント、インフルエンサー |
| 経営する会社 | MMBH株式会社(共同創業者)/株式会社留パス(設立者) |
| 学歴 | トキワ松学園小学校→早稲田実業学校中等部→アメリカの高校→イタリア・ボッコーニ大学 |
| 語学力 | TOEFL iBT 109点(My Bestスコア110点) |
| 将来の目標 | 東京都知事(2032年の選挙に出馬予定を公言) |
| 父 | 岸谷五朗(俳優) |
| 母 | 岸谷香(ミュージシャン・元プリンセス プリンセス) |
ご両親との関係や幼少期の親子エピソードについては、岸谷蘭丸の親と学歴年表を扱った記事で詳しく整理しています。また3歳で発症した小児リウマチと身長162cmの理由についても別記事にまとめました。この記事では重複を避け、仕事の話に集中します。


「実業家」「インフルエンサー」「タレント」どれが正しいのか
媒体によって肩書きの表記が揺れています。Wikipediaは「タレント、インフルエンサー、実業家」の3つを並べ、たまひよは「実業家・インフルエンサー」、テレビの番組表では「コメンテーター」と表示されます。
どれか1つが正しいというより、収入源と時間の使い方が実際に複数あると考えるのが正確です。会社経営が本業、メディア出演がそれと並ぶ活動、SNSはその両方を支える基盤という関係になっています。
本人のX(旧Twitter)のプロフィール欄には「MMBH株式会社代表/海外大学受験・TOEFL IELTS対策」と書かれており、Instagramでは「Bocconi’26 MMBH留学代表」と名乗っています。つまり本人が最初に出す看板は会社です。ここから見ていくのが筋でしょう。
仕事の中身①|MMBH株式会社を会社概要から読む

「岸谷蘭丸 会社」「会社名」「会社 売上」といったキーワードで検索する方が多いので、公式サイトの会社概要をそのまま確認しました。憶測ではなく、会社自身が公表している数字です。
会社概要にある数字をそのまま並べる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | MMBH株式会社 |
| 創業 | 2023年2月14日 |
| 所在地 | 東京都港区港南3-6-21 |
| 資本金 | 400万円 |
| 従業員数 | 15名(2025年8月時点) |
| 取引銀行 | 三菱UFJ銀行 |
| 役員 | 坂本雄大(共同創業者)、岸谷蘭丸(共同創業者) |
| 事業内容 | 出願戦略コーディネート、願書コンサルティング、TOEFL/IELTS点数の壁突破、英語・留学メンターなどの海外高校・大学・大学院進学支援 |
資本金400万円、従業員15名という規模感です。設立から3年で社員が15人いるのですから、SNSの副業的な活動ではなく、実体のある事業だとわかります。
「代表」と書かれるが正確には共同創業者
ここで見落とされがちな点があります。会社概要の役員欄には坂本雄大さんと岸谷蘭丸さんの2名が並び、どちらにも「共同創業者」と記されています。
多くの記事は「岸谷蘭丸が設立した会社」「MMBHの代表」と書いていますが、公式の表記に忠実に言えば単独のオーナー経営者ではなく、2人で立ち上げた会社の共同創業者です。Wikipediaも「MMBH留学代表(共同創業者)」と、わざわざ括弧書きを添えています。
細かい違いに見えるかもしれませんが、「有名人が親の力で1人で会社を持っている」という印象と、「共同創業者としてパートナーと一緒に経営している」という実態では、受け取り方がかなり変わります。
MMBH留学の料金と合格実績
事業の中身も具体的です。公式サイトに掲載されている料金は次のとおりでした。
| コース | 料金(税込) |
|---|---|
| 英語・留学メンター | 7,700円 |
| 出願戦略コーディネート | 7,700円 |
| エッセイコンサルティング | 13,200円 |
| TOEFL/IELTS点数の壁突破 | スターターパック59,400円/追加授業9,900円 |
公式サイトは「入会金や不明瞭な追加費用は一切ありません」とうたい、受講した分だけを支払う方式だと説明しています。留学エージェントは数十万円単位のパッケージ料金が一般的ですから、単価を下げて回数課金にしているのが特徴と言えます。
合格実績として挙げられているのは、ジョンズ・ホプキンス大学院、King’s College London、カーディフ大学、モナッシュ大学、ダラム大学、Parsons、CSMなどです。対象は中高生から社会人のMBA留学まで幅広く、美術系大学の志望者にも対応しています。
売上は公表されていない
「岸谷蘭丸 会社 売上」というサジェストが出るくらい関心が高い項目ですが、売上高は公表されていません。公式サイトの会社概要にも決算情報はなく、非上場企業なので開示義務もありません。年商がいくらなのかは、わかりません。
推測で数字を書いている記事も見かけますが、根拠のない金額を鵜呑みにしないほうが安全です。確実に言えるのは、資本金400万円・従業員15名という公表値までです。
仕事の中身②|実はもう1社ある「留パス」とその現在

ここからが、他ではほとんど触れられていない部分です。岸谷蘭丸さんが関わった会社は、MMBH1社ではありません。
2社目は2024年9月に設立されている
株式会社留パスという会社が2024年9月に設立されています。世界各地の海外大学の情報や、現地で学ぶ日本人学生の体験談を掲載するメディアプラットフォーム「留パス」を運営する会社です。
経済産業省が運営する法人情報サイトgBizINFOで確認したところ、法人としての登記も確認できました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社留パス |
| 法人番号 | 2011301030006 |
| 本店所在地 | 東京都杉並区高井戸東1丁目31番31号 |
| 設立 | 2024年 |
MMBH留学が「有料で個別に受験を支援するサービス」なのに対し、留パスは「無料で情報を届けるメディア」です。有料と無料、支援と情報という組み合わせで、留学という領域を上下から挟む設計になっています。
現在は「みんなの留学部」として運営されている
ただし、現在のサービスの姿は当初と変わっています。留パスは現在「みんなの留学部」という名称で運営されており、公式サイトによれば運営体制は次の2つで構成されています。
- 一般社団法人みんなの留学部(2025年6月設立)
- 株式会社留パス(2024年設立)
公式サイトは「2025年6月3日に留学生の純な心の繋がりにより誕生した留学支援メディア・コミュニティ」と説明しています。株式会社に加えて一般社団法人という非営利の器を用意したことになります。
役員一覧に本人の名前はない——ただし断定はできない
そして調べていて気づいたのが、現在公開されている「みんなの留学部」の役員一覧に、岸谷蘭丸さんの名前が出てこないという点です。
代表理事兼事務局長は舩山貫さん(University College London在籍)で、ほかに木川敬太さん、宗吉一樹さん、山本泰豊さん、森亮太さん、丸木大貴さんが役員として名を連ねています。現役の海外大学生たちが中心になって運営している形です。
ここで注意が必要です。役員一覧に名前がないことは、関与していないことの証明にはなりません。株式会社留パスは法人として登記が確認でき、一般社団法人はあくまで別の器です。株主として関わり続けている可能性も、事業を後進に譲った可能性も、どちらもあり得ます。現在どのような関係にあるかは公表されていないため、わかりませんと書くのが誠実だと考えます。
確実に言えるのは、「設立者である」と複数の媒体が報じている事実と、現行サービスの表舞台には本人が立っていないという事実の2つです。会社を立ち上げて自分は前に出ないという形は、事業家としてはむしろ自然な姿でもあります。
なぜテレビでよく見るのか|レギュラー番組を全部数えました

「最近この人よく見るな」と感じている方は多いはずです。実際に数えてみると、露出の多さには明確な理由がありました。レギュラーだけで7本あります。
テレビ・ウェブ・ラジオのレギュラー一覧
| 媒体 | 番組名 | 開始時期 | 役割 |
|---|---|---|---|
| テレビ | Nスタ(TBS) | 2025年4月3日 | コメンテーター |
| ウェブ | ABEMA Prime(ABEMA NEWS) | 2024年11月28日 | コメンテーター |
| ウェブ | IN MY OPINION presents Black or White(NewsPicks) | 2025年1月29日 | レギュラー |
| ウェブ | 楽待 RAKUMACHI | 2025年6月13日 | MC・ゲスト |
| ウェブ | newZnew(NewsPicks) | 2025年10月8日 | MC |
| ウェブ | 岸谷蘭丸と学ぶ!イケてるビジパの”ツウ”な話(新R25) | 2025年12月20日 | MC |
| ラジオ | 岸谷蘭丸の丸くおさまらない話(TOKYO FM) | 2026年7月4日 | パーソナリティ |
地上波デビューはTBSの報道番組『Nスタ』で、2025年4月3日のことでした。メディア初出演がABEMA Primeの2024年11月ですから、初出演からわずか4か月あまりで地上波の報道番組に座った計算になります。
これに加えてJ-WAVEでもナビゲーターを務め(2025年11月・2026年3月)、広告ではJINSの「ぜんぶ、ここにある。」(2025年3月)とZOZOTOWNのrumnel:(2025年10月)にビジュアル出演しています。
自身のYouTubeチャンネル「岸谷蘭丸とフレンズ」は登録者15万人規模、Instagramは11.2万フォロワー、Xは8.2万フォロワーです。ちなみにこのYouTubeチャンネルは、10万人突破を機に2026年1月10日に「ユノキ帝国」から現在の名称へ改名しています。
選挙特番のMCを2回務めている
見逃せないのが選挙特番です。ABEMAの参院選SP(2025年7月20日)と衆院選SP(2026年2月8日)で、いずれもMCを担当しています。衆院選SPではEXIT、ひろゆきさんとのトリプルMCという布陣でした。
コメンテーターとして呼ばれるのと、選挙特番の進行を任されるのとでは、局からの評価がまるで違います。20代でこのポジションに就いている人物は、そう多くありません。
露出の理由を本人が説明している
そして興味深いのが、この露出ラッシュについて本人が動機をはっきり語っていることです。
2026年5月1日放送のフジテレビ系『ぽかぽか』で、将来は東京都知事になるのが夢だと明かしたうえで、こう述べています。
こういう機会でいろんな人に知ってもらいたいし、会社のことも知ってもらいたいという二軸でテレビに出させてもらっているっていうのはめちゃくちゃあります(出典:オリコンニュース 2026年5月1日)
さらに「誰に聞いても都知事は知名度だ」という趣旨の発言も報じられています。メディア出演は目的ではなく、知名度を得るための手段だと本人が明言しているわけです。
Wikipediaによれば、出馬の時期についても2032年の第24回東京都知事選挙と具体的に公言しています。冒頭で「3つの顔は1本の線でつながっている」と書いたのは、この意味です。会社経営で実績をつくり、メディアで知名度を上げ、その先に都知事選を置く。少なくとも本人の説明に沿う限り、活動は一貫しています。
【独自検証】「世界3位の大学」は本当か

岸谷蘭丸さんを紹介する動画やブログでは、しばしば「世界3位の大学に合格した」という表現が使われます。この数字を確かめてみました。
「世界3位」がどのランキングか書かれていない
再生数50万回を超えるインタビュー動画のタイトルにも「世界3位の大学に合格した岸谷蘭丸のリアル」という表現が使われています。ただ、どの機関が発表した、どの分野の、いつのランキングなのかは示されていません。
大学のランキングは発表機関によって順位が大きく変わります。QS、THE、上海交通大学のARWUといった主要なものだけでも評価軸が異なり、さらに「大学全体」「分野別」「特定の修士課程」で数字はまったく別物になります。前提を書かずに順位だけを示すと、読み手は「総合で世界3位」と受け取ってしまいます。
QSの公表値で確認できること
進学先のボッコーニ大学(イタリア・ミラノ)について、QS World University Rankings by Subject 2025で公表されている数値は次のとおりです。
| ランキング区分 | 順位 |
|---|---|
| 経営学(Business & Management Studies) | 世界10位 |
| 社会科学・経営(Social Sciences & Management) | 世界12位 |
| マーケティング | 世界7位 |
| MSc in International Management(QS Business Masters 2026) | 世界10位 |
いずれも上位ではありますが、現行のQSの数値で「3位」に該当するものは確認できませんでした。過去の特定年の特定ランキングで3位だった可能性は残りますが、出典が示されていない以上、この記事では裏づけが取れなかったと書いておきます。
それでも難関であることは変わらない
念のため申し添えると、ボッコーニ大学が名門であること自体は疑いようがありません。経営学で世界10位というのは、日本の大学が同分野でほとんど入れない水準です。マーケティング分野の世界7位も同様です。
問題にしているのは大学の評価ではなく、数字の扱い方です。「世界10位」でも十分すごいのに、出典のない「世界3位」が独り歩きしてしまうと、かえって本人の実績の信頼性を損ないかねません。ちなみに合格したもう1校のUCL(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)も、QSの総合ランキングで長く世界10位前後を維持している大学です。
進学までの経緯は少し複雑で、大学受験ではまずニューヨークのフォーダム大学に合格したものの進学せず浪人し、1年後にUCLとボッコーニに合格して2022年9月にボッコーニへ進んでいます。学歴の詳しい流れは岸谷蘭丸の親と学歴年表の記事にまとめました。

「親の七光り」なのか|数字と本人の答えで検証する

「岸谷蘭丸 七光り」というサジェストが出るとおり、ここが検索する方の本音だと思います。感情論では答えが出ないので、検証できる事実を3つ並べます。
TOEFL109点という客観的な数字
まず語学力です。TOEFL iBTの最高スコアは109点(2020年12月12日取得)、各セクションの最高得点を組み合わせたMy Bestスコアは110点と公表されています。
TOEFL iBTは120点満点で、110点前後は英検1級以上、ネイティブに近い運用力とされる水準です。中学時代の英語力が英検4級程度だったところからの到達ですから、この数字は親の名前では取れません。
小学校は10校全落ち、人生で受験は7回
次に受験歴です。テレ朝POST(2025年7月28日)の記事は、その見出しで経歴を端的に伝えています。小学校受験では10校を受けてすべて不合格、そして人生で経験した受験は通算7回にのぼるという内容です。
芸能人の子どもというイメージからは、レールが敷かれた人生を想像しがちです。しかし実際には、最初の受験で10連敗しています。同記事で本人は「自分を特別な存在だと思っていた」と当時を振り返っており、この挫折が出発点になったことがうかがえます。
本名を隠していた3年間に何を積んだか
3つ目が、活動の時系列です。ここが最も雄弁だと感じました。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2021年 | 浪人中に「柚木蘭丸」名義でYouTube・TikTokの投稿を開始(出自は伏せる) |
| 2023年2月 | MMBH株式会社を設立 |
| 2024年9月 | 株式会社留パスを設立 |
| 2024年11月28日 | ABEMA Primeでメディア初出演し、本名と両親を公表 |
| 2024年12月5日 | 以後は本名「岸谷蘭丸」で活動すると自身のYouTubeで報告 |
つまり会社を2社つくったあとで、初めて親の名前を明かしているわけです。TikTokの累計フォロワーが30万人規模に達したのも、本名公表より前のことでした。順序が逆であれば七光りという批判は当てはまりますが、実際には「先に自分で積み、あとから明かした」という並びになっています。
本人はこの3年間について「親の力が関係ないところで自分の存在を証明したかった」と語っています。もっとも、教育に多額の投資を受けられる家庭環境そのものが恵まれていたことは本人も認めており、そこを差し引いて評価するかどうかは読む方の判断だと思います。この記事では事実を並べるにとどめます。
この論点を整理するときに使えるのが、「機会」と「結果」を分けて考えるという視点です。小学校受験に10校挑戦できたことも、中学からアメリカの高校へ移れたことも、明らかに家庭の経済力があってこその「機会」でした。一方でTOEFL109点も、10校の不合格も、本名を伏せたまま集めた30万人のフォロワーも、機会を与えられただけでは手に入らない「結果」です。七光り論が噛み合わなくなるのは、この2つを混ぜて話すときだと感じます。
似た論点として、当ブログでは佐野勇斗の実家を検証した記事や、北村匠海と父親の話を公表情報だけで整理した記事も公開しています。教育熱心な親のもとで育った子どもという切り口では、芦田愛菜の親の学歴を検証した記事も参考になるはずです。
賛否の「否」側|2026年1月の投稿が炎上した経緯

「何者なのか」を調べるうえで、評価の高い部分だけを並べるのは不誠実でしょう。コメンテーターとしての発言が批判を受けた出来事もあります。
何を投稿して、何が問題とされたのか
2026年1月10日、岸谷蘭丸さんは衆議院の解散に関連して、自身のSNSに次の趣旨を投稿しました。
コメンテーター枠の我々は選挙前途端にクソ忙しくなるんで、野党の皆さんマジで次から解散する時は事前に教えてほしい(出典:日刊SPA! 2026年1月15日/投稿は現在削除済み)
軽い冗談として書かれたものと読めますが、これが「基礎知識の誤り」として批判を集めました。
解散権は誰にあるのか
指摘の中身はシンプルです。衆議院の解散を決めるのは野党ではありません。解散は内閣の助言と承認に基づいて天皇が行う国事行為であり、実質的な決定権は内閣総理大臣にあるというのが一般的な理解です。したがって「野党の皆さん、解散するときは事前に教えて」という言い方は、宛先が違うことになります。
日刊SPA!の記事(筆者・石黒隆之氏)は2026年1月15日にこの点を取り上げ、投稿はその後削除されました。
コメンテーターという立場の重さ
この一件をどう評価するかは分かれるところです。25歳で報道番組に出ている人物に、政治制度の細部まで完璧を求めるのは酷だという見方もあります。一方で、地上波の報道番組と選挙特番のMCを務める立場である以上、基礎的な仕組みの誤りは軽くないという指摘にも理があります。
事実として言えるのは、投稿が批判を受けたこと、そして本人が投稿を削除したことの2点です。それをどう受け止めるかは、皆さんの判断に委ねたいと思います。少なくとも「何者か」を知るうえで、賛否の両面があるという事実は押さえておく価値があります。
岸谷蘭丸のよくある質問|名前の由来・年齢・兄弟・結婚

検索でよく調べられている細かい疑問に、順番に答えます。わからないことは、わからないと書きます。
旧名「柚木蘭丸」の由来は?
活動初期に名乗っていた「柚木蘭丸」の柚木は、自分の家系図を辿って見つけた実在の苗字だと本人が明かしています。適当な芸名を思いつきで付けたのではなく、自分のルーツから引っ張ってきた名字だったわけです。
親の名前を隠しながら、自分の血筋にある名字を選ぶ。隠すことと自分であることを両立させた選び方に、この人らしさが出ていると感じます。
年齢と兄弟は?
2001年7月7日生まれで、2026年8月時点で25歳です。七夕の日の生まれということになります。
兄弟については、2人兄妹の長男で、2歳年下の妹がいることが本人の発言から確認できます。ただし妹さんは一般の方で、氏名や職業といった情報は公表されていません。
結婚・彼女は?
「岸谷蘭丸 嫁」「彼女」というサジェストが出ていますが、結婚や交際に関する公表はありません。既婚か独身か、交際相手がいるかどうかも公にはされていないため、わかりません。
ネット上には憶測を書いた記事もありますが、根拠のある情報は見当たりませんでした。なお身長については別記事で詳しく検証しており、身長162cmの理由まで公的統計を使って掘り下げています。

まとめ|岸谷蘭丸が何者かをひと言で言うと
岸谷蘭丸さんは、留学支援の会社2社に関わる経営者であり、報道番組のコメンテーターであり、2032年の東京都知事選を目指している25歳です。
本業のMMBH株式会社は2023年2月創業、資本金400万円、従業員15名で、本人は単独代表ではなく坂本雄大さんとの共同創業者にあたります。TOEFL・IELTS対策から願書コンサルティングまでを1回7,700円からの単価で提供し、ジョンズ・ホプキンス大学院やKing’s College Londonといった合格実績を公表しています。売上高は非公開のため、事業規模の全体像まではわかりません。もう1社の株式会社留パスは2024年9月設立で、現在は「みんなの留学部」として運営されていますが、公開されている役員一覧に本人の名前はなく、現在の関与は公表されていません。
テレビでよく見かける理由は、レギュラーがテレビ1本・ウェブ5本・ラジオ1本の計7本あるうえ、国政選挙の特番MCを2回務めているからです。そしてこの露出について、本人は「知名度を得て都知事になるため」と公言しています。活動の全体像は、この目標から逆算すると理解しやすくなります。
「親の七光りではないか」という見方に対しては、TOEFL109点という語学力、小学校受験で10校全落ちしたという挫折、そして会社を2社つくったあとで初めて本名を公表したという時系列が、判断材料になるはずです。一方で2026年1月には解散に関する投稿が事実誤認と批判され、削除する一幕もありました。恵まれた家庭環境で育ったことも本人が認めているとおりです。
肯定と否定のどちらか一方に寄せるより、両方の材料を持ったうえで自分で判断するのが、この人物を理解する近道だと思います。ネット上を流れる「世界3位の大学」のような出典不明の数字ではなく、会社概要や公的なランキング、番組表といった確かめられる情報から見ていけば、岸谷蘭丸さんの輪郭はかなりはっきり見えてきます。

