花乃まりあさんの身長は、現在公表されている数字でいうと163cmです。ところが皆さんがネットで調べると、164cmと書いているサイトにも必ずぶつかります。どちらかがデマなのだろうと思われるかもしれませんが、結論から申し上げるとどちらも「公式」の数字でした。
この記事では、花乃まりあさんの身長をめぐる163cmと164cmという2つの数字が、それぞれどこから生まれたのかを追いかけます。宝塚歌劇団の公式サイトに実際に載っていた在団中のプロフィールを過去のアーカイブから復元し、退団後のファンクラブ公式・事務所公式の記載と並べ、さらにWikipediaの編集履歴まで遡って、数字が入れ替わった正確な日付を特定しました。
あわせて、宝塚歌劇団の現役メンバー369人分の身長を公式サイトから全件集計し、花乃まりあさんの身長が宝塚という世界の中でどのあたりに位置するのかも数字で示します。相手役だった明日海りおさんとの身長差、歴代の花組トップ娘役との比較、そして日本人女性の平均と比べたときの希少度まで、上位の記事が誰も書いていない切り口でまとめました。
花乃まりあの身長は163cm|宝塚時代の公式は164cmだった【結論】

まず結論を整理します。花乃まりあさんの身長は、情報源によって次のように分かれていました。
| 時期 | 情報源 | 身長 |
|---|---|---|
| 2015年3月〜2016年11月(宝塚在団中) | 宝塚歌劇団 公式サイト | 164cm |
| 2019年4月〜2021年8月 | オフィシャルファンクラブ「KanoMate」 | 163cm |
| 2020年11月〜2021年(退団後) | フロム・ファーストプロダクション 公式 | 163cm |
| 2026年8月現在 | 花乃まりあ OFFICIAL SITE | 記載なし |
つまり164cmは宝塚歌劇団に在団していた当時の公式数値、163cmは退団してからの公式数値です。どちらも本人サイドが出していた数字であり、片方がデマや誤情報というわけではありません。
現在オリコンやクランクイン!といった芸能データベースが採用しているのは163cmのほうです。そのため「花乃まりあ 身長」と検索したときに最初に目に入るのは163cmで、宝塚ファンの記憶に残っている164cmとのあいだにズレが生まれています。
ただし注意していただきたいのは、ご本人が現在運営している公式サイトのプロフィール欄には、身長の項目そのものが存在しないという点です。掲載されているのは生年月日と出身地、そして出演歴だけでした。つまり2026年時点で「本人が今まさに公表している身長」は存在しません。163cmという数字は、退団後の一時期に公式が出していた値が引き継がれているものと考えるのが正確です。
ここから先は、この4つの情報源を1つずつ実物にあたって検証し、いつ・どこで数字が入れ替わったのかを明らかにしていきます。
花乃まりあのプロフィール|本名・年齢・出身地と宝塚の経歴

身長の検証に入る前に、花乃まりあさんがどのような経歴の方なのかを押さえておきます。身長という数字の意味は、その人がどの世界で何をしてきたかとセットで初めて見えてくるためです。
基本プロフィール
公式サイトと宝塚歌劇団の公式プロフィール(アーカイブ)から確認できた情報を、まとめておきましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 花乃 まりあ(かの まりあ/Kano Maria) |
| 本名 | 非公開 |
| 生年月日 | 1992年10月12日(2026年8月現在33歳) |
| 出身地 | 東京都多摩市 |
| 血液型 | O型 |
| 愛称 | かのちゃん |
| 身長 | 163cm(在団中の公式は164cm) |
| 趣味 | 料理、手芸 |
| 特技 | フラダンス、関西弁 |
| 資格 | 薬膳コーディネーター、普通自動車免許 |
サジェストに「花乃まりあ 本名」が出てくるとおり、本名を知りたい方は多いようです。しかし本名は公表されておらず、信頼できる情報源にも記載がありません。ネット上には本名を断定している記事も見られますが、根拠が示されたものは確認できませんでした。本名はわかりません、というのが誠実な回答になります。
なお出身地の表記にも小さな変遷があります。宝塚歌劇団の公式プロフィールは2015年4月時点では「東京都」とだけ書かれていましたが、同年6月末のアーカイブでは「東京都多摩市」に更新されていました。公式プロフィールは在団中も細かく手が入る性質のものだと分かります。
恵泉女学園中学校から宝塚音楽学校へ
花乃まりあさんは東京都の恵泉女学園中学校の出身です(『宝塚おとめ 2016年度版』宝塚クリエイティブアーツ)。そして2008年、15歳で宝塚音楽学校へ入学しています。宝塚音楽学校は中学卒業でも受験できるため、中学を出てすぐ宝塚を目指す道を選んだことになります。
東京都多摩市の出身でありながら特技に「関西弁」が入っているのは、宝塚音楽学校の2年間と歌劇団での7年間を兵庫県で過ごした結果といえます。
96期入団からトップ娘役就任までの7年
2010年、花乃まりあさんは宝塚歌劇団に96期生として入団しました。入団時の成績は19番と記録されています(『宝塚歌劇100年史 人物編』122頁)。初舞台は同年4月の月組公演『THE SCARLET PIMPERNEL』で、その後は宙組に配属されています。
そこからの歩みは、新人公演ヒロインの積み重ねでした。
- 2012年『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』で新人公演ヒロインに初抜擢
- 2013年にバウホール公演でも初ヒロイン、同年『風と共に去りぬ』で新人公演ヒロインのスカーレット・オハラ
- 2014年に花組へ組替えとなり『エリザベート』で4度目の新人公演ヒロイン、そしてエトワールを担当
- 2014年11月17日付で花組トップ娘役に就任(相手役は明日海りおさん)
- 2016年度 阪急すみれ会パンジー賞 娘役賞を受賞
- 2017年2月5日『雪華抄/金色の砂漠』東京公演千秋楽をもって退団
入団から4年7か月でのトップ娘役就任は、宝塚の中でもかなり早い部類に入ります。この「異例の抜擢」が身長への注目にもつながっていくのですが、その背景は記事の後半で詳しく取り上げます。
【独自検証】163cmと164cm、2つの数字はどこから来たのか

ここからがこの記事の中心です。花乃まりあさんの身長として流通している163cmと164cm、それぞれの出どころを一次情報にあたって特定しました。上位20サイトを確認しましたが、2つの数字が併存している事実そのものに触れている記事は1本もありませんでした。
宝塚歌劇団の公式サイトは「164cm」で一貫していた
宝塚歌劇団の公式サイトには、在団中のタカラジェンヌ一人ひとりのプロフィールページがあります。誕生日・出身地・身長・初舞台・愛称が並ぶ形式で、これは現在も変わっていません。
花乃まりあさんのページは退団によって削除されていますが、Internet Archive(インターネット・アーカイブ)には保存が残っていました。そこで保存されている全27件のスナップショットを、2015年3月13日から退団直前の2016年11月22日まで1件ずつ確認しました。
結果は明快で、確認できたすべてのスナップショットで身長は164cmでした。1年8か月にわたって数字は一度も変わっていません。表記ゆれや誤記の可能性は考えにくく、宝塚歌劇団が公式に把握していた花乃まりあさんの身長は164cmだったと言えます。
ファンクラブ公式「KanoMate」では2019年時点ですでに163cm
退団後、花乃まりあさんは2017年8月からフロム・ファーストプロダクションに所属して活動を再開し、同時期にオフィシャルファンクラブ「KanoMate」が開設されました。
このファンクラブサイトのプロフィールページを、同じくアーカイブで確認しました。2019年4月5日・2019年9月16日・2020年8月8日・2020年11月24日・2021年8月3日のいずれの時点でも、記載は163cmです。少なくとも2019年春の段階で、本人サイドの公式プロフィールは163cmに切り替わっていました。
事務所の公式プロフィールは2020年後半に身長欄が追加された
より興味深いのは、所属事務所側の公式プロフィールの変化です。フロム・ファーストプロダクションの花乃まりあさんのページをアーカイブで年代順に追うと、次のようになっていました。
| 確認日 | 身長の記載 |
|---|---|
| 2017年8月1日 | 記載なし(趣味と資格のみ) |
| 2018年5月30日/9月30日/11月30日 | 記載なし |
| 2019年5月31日/9月16日/12月10日 | 記載なし |
| 2020年8月10日 | 記載なし |
| 2020年11月11日 | 163cm |
| 2021年3月16日/8月5日 | 163cm |
事務所の公式プロフィールは、退団から3年以上にわたって身長をまったく載せていませんでした。それが2020年8月から11月のあいだに「身長:163cm」の一行が追加されています。所属事務所として身長を公表し始めたのは、退団からかなり時間が経ってからだったということです。
Wikipediaは2020年5月11日に164cmから163cmへ書き換えられた
そして数字の混在に最も影響したと考えられるのが、Wikipediaの編集です。
日本語版Wikipediaの「花乃まりあ」の記事は2010年8月5日に作成され、2026年8月時点までに307回編集されています。この全編集履歴をたどって身長欄の値を追跡したところ、次のことが分かりました。
- 遅くとも2014年9月12日の版では、身長欄が164cmになっている
- そこから5年8か月にわたって164cmのまま維持される
- 2020年5月11日17時41分(UTC)の編集で163cmに変更される
問題はこの変更の中身です。編集したのはアカウントを持たないIPユーザーで、編集要約に書かれていたのは「/* 来歴 */出典を追加」という一文だけでした。身長を変更したことには一言も触れていません。
差分を確認すると、この編集では身長を164cmから163cmに書き換えると同時に、プロフィールの出典リンクを事務所公式ページからファンクラブサイトへ差し替えていました。ファンクラブ側の表記が163cmだったことを踏まえれば、この変更自体は当時の公式に合わせた妥当な更新だったと考えられます。ただし編集要約に身長の変更が明記されなかったため、なぜ数字が変わったのかが後から辿りにくくなりました。
さらに現在のWikipediaを確認すると、もう一つ気になる点がありました。本文の身長163cmという記述には出典が付いており、その参照先はフロム・ファーストプロダクション公式ページの2017年8月1日時点のアーカイブです。ところがこのアーカイブを実際に開くと、掲載されているのは趣味と資格だけで、身長はどこにも書かれていません。前述のとおり、事務所公式に身長が載るのは2020年後半からです。
つまりWikipediaの163cmは、身長が記載されていないページを出典として示している状態にあります。数字そのものは当時のファンクラブ公式と一致しているため誤りではありませんが、出典の付け方としては裏取りができない形になっている、ということです。
現在の本人公式サイトには身長欄そのものがない
最後に、2026年8月時点の状況です。花乃まりあさんは2024年4月にフロム・ファーストプロダクションを退所してフリーとなり、現在はご自身の公式サイト「花乃まりあ OFFICIAL SITE」で情報を発信しています。
そのPROFILEページに掲載されているのは、氏名・肩書き(俳優)・生年月日・出身地と、宝塚時代からの経歴および出演作の一覧だけでした。身長・体重・スリーサイズはいずれも記載がありません。
公式が身長を出していない人物について、後発の記事が数字だけを断定的に書き続ける構図は、他の芸能人でも起きています。当ブログでも衛藤美彩も162→163cmへと公式記録が変わった経緯を検証していますが、プロフィールの数値は時期によって更新されるものだという前提を持っておくと、こうした食い違いに惑わされずに済みます。

以上をまとめると、花乃まりあさんの身長は「宝塚在団中は164cm、退団後は163cm」であり、どちらの数字にも公式の裏付けがあります。現在の数字として扱うなら163cmが妥当です。
164cmは宝塚でどれくらい高い?現役369人の身長を全集計

163cmや164cmという数字が芸能界で高いのか低いのかは、比較対象を置かないと分かりません。そこで花乃まりあさんが7年間を過ごした宝塚歌劇団を基準に考えてみます。
宝塚歌劇団の公式サイトは、現役メンバー全員のプロフィールに身長を掲載しています。そこで花組・月組・雪組・星組・宙組の全メンバーのページを取得し、身長が記載されていた369人分を集計しました(2026年8月26日時点)。
宝塚生の身長分布は166〜167cmで真っ二つに割れる
集計結果の全体像は次のとおりです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 対象人数 | 369人 |
| 平均身長 | 167.6cm |
| 中央値 | 169cm |
| 最も低い人 | 158cm |
| 最も高い人 | 181cm |
平均167.6cmという数字だけを見ると、宝塚生は一様に長身の集団に思えます。しかし1cm刻みで人数を並べると、まったく違う姿が現れました。
| 身長帯 | 人数 |
|---|---|
| 158〜161cm | 52人 |
| 162〜165cm | 95人 |
| 166〜167cm | 3人 |
| 168〜171cm | 131人 |
| 172cm以上 | 88人 |
166cmと167cmの2つの身長帯に、369人中わずか3人しかいません。その前後には95人と131人がひしめいています。宝塚生の身長分布は、166〜167cmを深い谷にして真っ二つに割れているのです。
娘役側147人の平均は162.2cm、164cmは上位27.9%
この谷を境に2つのグループに分けると、性格の違いがはっきりします。
| グループ | 人数 | 平均身長 | 範囲 |
|---|---|---|---|
| 165cm以下 | 147人 | 162.2cm | 158〜165cm |
| 166〜167cm | 3人 | ― | ― |
| 168cm以上 | 219人 | 171.3cm | 168〜181cm |
宝塚では男役と娘役で求められる背丈が異なり、男役は高く、娘役は相手役より低いことが基本とされています。この分布は、その役割分担がそのまま数字に現れたものと読み取れるでしょう。
165cm以下のグループ147人を娘役側とみなすと、花乃まりあさんの在団中の164cmは、そのなかで上位27.9%の位置でした。164cm以上は41人で、娘役のなかでは高いほうの4分の1に入ります。
宝塚音楽学校の募集要項に身長条件はない
ここで一つ、誤解されがちな点に触れておきます。これほどきれいに分かれていると「宝塚には身長の規定があるのでは」と思われるかもしれません。
しかし宝塚音楽学校の公式サイトに掲載されている本科生の応募資格を確認したところ、条件は生年月日による年齢要件、中学卒業以上という学歴要件、そして「心身ともに健康で、宝塚歌劇団員として舞台人に適する方」という一文だけでした。身長に関する条件は一切記載されていません。
つまり166〜167cmの谷は入学時のふるい分けによるものではなく、入団後に男役か娘役かへ振り分けられていく過程で生まれた結果だと考えられます。制度ではなく舞台の必要から生まれた分布、というわけです。
明日海りおとの身長差は5cm|歴代花組トップ娘役と比べる

娘役の身長を語るうえで欠かせないのが、相手役となるトップスターとの差です。花乃まりあさんの数字を、コンビと歴代・同期という3つの軸で並べてみます。
相手役・明日海りおとの身長差は5cm
花乃まりあさんが花組トップ娘役を務めた2014年11月から2017年2月まで、相手役だったのは花組トップスターの明日海りおさんです。宝塚歌劇団公式サイトのアーカイブによれば、明日海りおさんの身長は169cmでした。
花乃まりあさんの当時の164cmと並べると、その差は5cmです。宝塚のトップコンビとしてはかなり近い部類に入ります。
歴代の花組トップ娘役と比べると当時最も高かった
花乃まりあさんの前後に花組トップ娘役を務めた方々の身長を、同じく宝塚歌劇団公式サイト(現役は現在の掲載値、退団者はアーカイブ)から拾って並べました。
| 花組トップ娘役 | 在任時期 | 身長 |
|---|---|---|
| 花乃まりあ | 2014年11月〜2017年2月 | 164cm |
| 仙名彩世 | 2017年〜2019年 | 162cm |
| 華優希 | 2019年〜2021年 | 162cm |
| 星風まどか | 2021年〜2024年 | 162cm |
| 星空美咲 | 2024年〜現在 | 165cm |
花乃まりあさんの後任3代がいずれも162cmで揃っているなかで、164cmという数字は目を引きます。現在の星空美咲さんが165cmになるまで、花乃まりあさんは歴代の花組トップ娘役で最も背が高い存在でした。
現役5組のトップコンビの身長差と比べる
コンビの身長差そのものも比較してみます。2026年8月時点の現役5組のトップコンビは次のとおりです。
| 組 | トップスター | トップ娘役 | 身長差 |
|---|---|---|---|
| 花組 | 永久輝せあ 170cm | 星空美咲 165cm | 5cm |
| 月組 | 鳳月杏 172cm | 天紫珠李 166cm | 6cm |
| 雪組 | 朝美絢 169cm | 音彩唯 162cm | 7cm |
| 星組 | 暁千星 173cm | 詩ちづる 160cm | 13cm |
| 宙組 | 桜木みなと 170cm | 春乃さくら 165cm | 5cm |
現役5組の身長差は平均7.2cmです。明日海りおさんと花乃まりあさんの5cmは、現在の花組・宙組と同じ水準にあたり、宝塚のコンビとしては身長が近いバランスだったといえます。
96期のトップ娘役トリオは1cm刻みで並ぶ
もう一つ面白いのが同期との比較です。花乃まりあさんの96期からは、3人がトップ娘役に就任しました。
| 96期のトップ娘役 | 組 | 身長 |
|---|---|---|
| 花乃まりあ | 花組 | 164cm |
| 朝月希和 | 雪組 | 163cm |
| 綺咲愛里 | 星組 | 162cm |
3人がきれいに1cmずつ違うという、偶然にしては出来すぎた並びになりました。同じ期から3人のトップ娘役が誕生すること自体が珍しく、そのなかで花乃まりあさんが最も背が高かったことになります。
163cm・164cmは日本人女性の平均とどう違う?統計で見る希少度

宝塚という特殊な世界を離れて、日本人女性全体のなかでの位置づけも確認しておきます。ここでは公的統計の数値を使います。
30代女性の平均身長は158.2cm
厚生労働省の「令和元年国民健康・栄養調査」第14表によれば、30〜39歳女性の平均身長は158.2cm(対象225人、標準偏差5.5)でした。2026年8月時点で33歳の花乃まりあさんは、この年代に該当します。
現在の公表値163cmなら平均より4.8cm、在団中の164cmなら5.8cm高い計算です。
164cmは約6.9人に1人の高さ
平均と標準偏差が分かると、その身長が全体のどのあたりに位置するかを計算できます。30〜39歳女性の分布(平均158.2cm・標準偏差5.5)にあてはめると、次のようになりました。
| 身長 | 上位何% | 何人に1人 |
|---|---|---|
| 163cm | 上位19.1% | 約5.2人に1人 |
| 164cm | 上位14.6% | 約6.9人に1人 |
163cmでも5人に1人、164cmなら約7人に1人という高さです。1cmの違いで印象は大きく変わらないように思えますが、割合で見ると4.5ポイント、人数にして1.7人分の差が出ます。
17歳女子で見ると全国158.0cm・東京都158.7cm
若い世代の統計も見ておきます。文部科学省「学校保健統計調査 令和6年度」の都道府県別データによると、17歳女子の平均身長は全国が158.0cm(標準偏差5.44)、花乃まりあさんの出身地である東京都は158.7cm(標準偏差5.20)でした。
東京都は全国平均をわずかに上回ります。この東京都の分布で計算すると、164cmは上位15.4%、およそ6.5人に1人という結果になりました。世代や地域を変えても、164cmが「クラスに数人いるかどうか」の高さであることは変わりません。
同じ163cm・164cmの女性有名人
同じ身長帯の方と並べると、数字の実感がつかみやすくなります。当ブログではこれまでにも同じ帯の検証記事を公開してきました。
女優では仲里依紗の163cmが同じ数字で、中村ゆりも164cmと公表されています。グラビアやタレントの分野では今森まやの身長164cmが公式4媒体で一致しており、事務所が身長を出していないケースを扱った堺小春の164cm検証もあわせて読むと、公表値がどう作られていくのかが見えてきます。
こうして並べてみると、163〜164cmは女優として決して珍しい高さではありません。それでも花乃まりあさんの身長が話題になり続けるのは、宝塚の娘役という基準で見たときに高いほうだったからです。
身長が注目された背景|異例の抜擢とトップ娘役の「高さ」

最後に、花乃まりあさんの身長がここまで語られてきた背景を整理します。
研5での異例のトップ娘役就任
前述のとおり、花乃まりあさんは2010年入団、2014年11月のトップ娘役就任です。宝塚では入団年次を「研◯年」と数えますが、就任時はまだ研5でした。
新人公演ヒロインを4度務め、入団成績は19番。実績のうえでの抜擢ではありましたが、それでも当時としては早い就任であり、前任者との比較を含めて厳しい声も向けられました。注目度が高い状態でトップに立てば、身長や容姿といったプロフィールの細部まで語られやすくなります。164cmという娘役としては高めの数字が繰り返し話題に上ったのは、この構図と無関係ではないでしょう。
「宝塚の綾瀬はるか」と呼ばれた透明感
一方で、その容姿は高く評価されてもいました。花乃まりあさんは在団中から「宝塚の綾瀬はるか」と呼ばれ、透明感のある美しさで知られています。2016年度には阪急すみれ会パンジー賞の娘役賞を受賞しており、退団間際には評価が定着していたことがうかがえます。
背が高めの娘役は、舞台上で相手役と並んだときの見え方が変わります。5cmという明日海りおさんとの近い身長差は、二人が並ぶ画に独特のバランスを生みました。
本人が身長について語った記録は見当たらない
なお、花乃まりあさん自身が身長について公に語った発言は確認できませんでした。美容メディアのインタビューでは宝塚時代のコンプレックスに触れていますが、そこで挙げられているのは顔立ちに関する内容で、身長ではありません。
本人が身長をどう捉えていたのかは、わかりません。公表値が存在しないいま、数字の意味づけを本人の言葉で補うことはできない、というのが正確なところです。
退団後の歩みと2026年現在
退団後の花乃まりあさんの歩みを、最後にまとめます。
- 2017年8月、フロム・ファーストプロダクションに所属して芸能活動を再開
- 2018年、ドラマ『越路吹雪物語』でテレビドラマに初出演
- 2019年4月から約6年間、日本テレビ『ZIP!』で特集コーナーのリポーターを担当
- 2021年、一般男性と結婚(スポーツ報知)
- 2024年4月、事務所を退所してフリーに
- 2024年7月、第1子となる男児を出産
- 2026年7月、ミュージカル『愛の不時着』に出演。11月には舞台『巨匠とマルガリータ』を控える
現在は舞台を中心に活動を続けています。なお2026年8月19日、花乃まりあさんの公式サイトは一部報道について「事実と異なる内容が含まれております」とする声明を発表し、代理人と連携して対応を進めているとしています。事実関係が確定していない事柄については、当ブログでは推測を書きません。
花乃まりあの身長に関するよくある質問

ここまでの内容を、よく検索される疑問の形で整理しておきます。
Q1. 結局、身長は163cmと164cmのどちらですか。
現在の数字として扱うなら163cmです。オリコンをはじめとする芸能データベースも163cmを採用しています。ただし宝塚在団中の公式は164cmであり、どちらもかつて公式に出された数値です。
Q2. なぜ宝塚時代は164cmだったのですか。
宝塚歌劇団の公式サイトが在団中ずっと164cmと掲載していたためです。退団後、ファンクラブ公式では2019年4月の時点で163cmに変わっており、事務所公式も2020年後半から163cmを掲載し始めました。測り直しによる更新なのか、表記の統一なのかまでは公表されていないため、理由はわかりません。
Q3. 本名は公開されていますか。
公開されていません。信頼できる情報源に本名の記載はなく、断定している記事も根拠を示していませんでした。
Q4. 体重やスリーサイズは公表されていますか。
公表されていません。宝塚歌劇団の公式プロフィールも身長までしか掲載しておらず、退団後の公式にも記載がないため、こちらもわかりません。数値を挙げている記事は出典を示していないのでご注意ください。
Q5. 明日海りおさんとの身長差はどれくらいでしたか。
明日海りおさんが169cm、花乃まりあさんが当時164cmで、差は5cmでした。現役5組のトップコンビの平均が7.2cmなので、身長の近いコンビだったといえます。
まとめ|花乃まりあの身長は163cm
花乃まりあさんの身長について、この記事で確かめたことを整理します。
現在公表されている身長は163cmです。一方で宝塚歌劇団に在団していた2015年から2016年の公式プロフィールは、確認できた全27件のアーカイブすべてで164cmでした。退団後にファンクラブ公式と事務所公式が163cmへ切り替え、Wikipediaも2020年5月11日の編集で163cmに書き換わっています。どちらの数字にも公式の裏付けがあり、片方がデマというわけではありません。
宝塚歌劇団の現役369人を集計すると、身長分布は166〜167cmを谷にして二極化していました。娘役側にあたる165cm以下の147人(平均162.2cm)のなかで、164cmは上位27.9%にあたります。歴代の花組トップ娘役で見ても、花乃まりあさんは当時最も背の高い存在でした。
日本人女性の統計と比べれば、164cmは30代女性で約6.9人に1人、163cmで約5.2人に1人の高さです。数字そのものは女優として突出したものではありませんが、宝塚の娘役という基準に置き直したときに、はじめて意味を持つ身長だったといえます。
同じ身長帯の検証としては今森まやの身長164cmや衛藤美彩も162→163cmへ変わった経緯も公開していますので、公表値の成り立ちに興味を持たれた方はあわせてご覧ください。


