節約や健康志向で、昼食に自炊したお弁当などを持ってお仕事をされている方を多く見かけます。弁当箱に詰めて食べるご飯よりも、おにぎりにすることで日持ちしやすくなり、夏などは食品が傷みや腐ることで、食中毒を起こす危険性が上がります。
そこで、自然由来の材料を使用している「経木」は、食品の傷みや腐りを防ぐだけではなく、環境にも優れた弁当箱にすることができます。
なぜ「経木」で美味しくなるのか?
見た目
「経木」の色合いは薄茶色です。茶色は、土や木などから連想する自然・温もり・落ち着きなどの意味があることから、落ち着いておにぎりなどの食品を見ることで温もりを感じることで『美味しそう』と想像させることができます。
また、ラップなどで包むより見た目に”他にない”、”市販品とは違う”など手作り感を演出できる効果があり、写真を撮っても「映える(バエル)」ことができますよ。
なお、「経木」で包んだら、「経木紐」で結ぶと、見た目の演出も更にアップしますよ。
水分調整
おにぎりなどの余分な水分を程よく吸収してくれるので、べたつかないのでおにぎりなど手に取って食べる食品には最適です。
抗菌作用
材木はアカマツを使用しているため、『松やに』には抗菌作用があります。食品を包むと雑菌の繁殖が抑えられ食材の鮮度を保つことができます。
食品が傷む・腐る原因を知ろう
原因を知ることで、冷蔵庫で安全に保管できない時に注意すべき点が理解できます。
温度
食品の種類ごとにそれぞれ保存に適した温度があります。何でも冷蔵庫に入れたらいいわけではなく、常温保存が向いている食品もあります。
湿度
湿度が高い場所ではカビが繁殖しやすくなります。
その一方、湿度が低すぎると食品が乾燥するため、適切な湿度で保存することが大切です。
酸素
酸素は食品を酸化させ、傷みの原因になります。また、酸素は微生物による食品の変質にも影響しています。酸素を遮断することで食品の劣化を抑制することができます。
たとえば、空気に触れる面積を減らすために小分けにしたり、真空パックや密閉容器に入れたりする方法があります。
酵素
酵素も食品の変質要因の一つです。酵素によって食品が分解され、傷み・腐敗を引き起こします。野菜や果物は収穫後も酵素が働いており、その酵素の働きは温度やpHなどによって変化します。酵素の反応は温度が高くなるほど早くなるため、酵素による変質対策には低温貯蔵が効果的です。
光
光が当たると、温度が上がり食材が傷みやすくなるので注意が必要です。
また、直射日光などの光によって食品が変色したり、発芽が早まります。
たとえば、じゃがいもは光に当たると皮が緑色に変色し、芽が出る原因になります。じゃがいもの芽や緑色に変色した部分はソラニンやチャコニンという天然毒素を含むため、大きく取り除かないと食中毒の危険性があります。保存するときは、光が当たらないように暗くて涼しい場所に保管しましょう。
微生物
食品に付着した微生物が食品を傷める原因になります。保管中や使いかけの食材に微生物が付着しないように注意しましょう。
夏に「経木」でお弁当を持ち運ぶポイント
食品が傷み・腐る原因から、以下の場所で注意および対策を紹介します。
保管場所を気を付けよう
できるだけ、以下の場所でのお弁当の保管は避けましょう。
直射日光が当たる場所
高温・高室になるところ
どうしても、このような場所で保管せざるおえないことは大いにあります。その時は、弁当の梱包の仕方を工夫して、弁当を守りましょう。
お弁当の梱包の仕方
保冷バック(熱を遮断するアルミシートが貼ってあるバック)に入れる。
さらに保冷剤を保管したい時間にあった量を保冷バックに入れておく。