幼稚園や小学校に通っている子どもに水筒を持参させることが多くなっています。しかし、登下校で水筒を斜め掛けをしている子どもを多く見受けられます。
消費者庁のHPに、子どもが転倒事故の際の注意を促しています。
水筒の「斜め掛け」の危険性について、分かりやすく解説します。
なぜ水筒を「斜め掛け」するのか?
夏場は水筒が必須。小学校に登校する時に水筒を持参させている親御さんはたくさんいると思います。
近年は、学校の水質異常やコロナでの感染予防などで飲み物は各個人で準備し持参させる小学校などが多くなっています。
夏場になると、小さな水筒では足りず子どもに大きな水筒を持っていかせている親御さんも多いと思います。しかし、大きな水筒だと、ランドセルに入らないし重いため、ショルダーストラップで「斜め掛け」していると思います。
しかし、ランドセルを背負いながら水筒を「斜め掛け」すると、水筒は、前方に来てしまう。
ランドセルは、後方に倒れた場合に子どもを保護するものですが、前方は保護してくれません。
尚、そのランドセルがあるが故に、前方に転倒した場合の保護がない故に水筒があることで、今回の事故が起きたと言えます。
子どもをお持ちの親御さんは、気を付けてあげてください。
転倒事故で重症となった事象を説明
消費者庁によると、坂道で転倒した9歳の児童が斜めがけしていた水筒で腹部を強く打ち、10日間入院したケースや、通学中に友人と追いかけっこをしていた10歳の児童が転倒し、斜め掛けしていた水筒で腹部を強打。小腸破裂で緊急手術を行った事例があるということです。
引用:消費者庁
追いかけっこ → 転倒 → 水筒で腹部強打
また、内臓破裂の度合いによっては、すぐに症状がでない場合があります。数時間・数日経ってから腹痛などの症状を訴えるケースもあります。
日頃から、家庭内で起きたことを話せる環境にする。または、お風呂などで体を確認するなど親御さんが気遣ってあげてください。
転倒事故の対策
水筒を持参する理由から、持参しない時代はまだ先の話しでしょう。
ランドセル以外で登校可能な小学校であれば、水筒が入る大きなリュックなどに変えることをお勧めします。
しかし、ランドセル指定されている小学校に通わせているご家庭では、大きな課題となります。
お子さんの安全を守るために、ランドセルを背負っても水筒を持っていける、”おすすめアイテム”を紹介します。