洗車の泡をもっと均一に、もっと時短で。
本記事は「洗車 フォームガン」「カーシャンプー フォームガン」の疑問をまとめて解決します。フォームガンとフォームキャノンの違い、中性シャンプーの希釈と置き時間、面分割の手順、硬水対策、機材の選び方まで写真つきで解説。まずは結論から、次に失敗しない使い方へ。
フォームガンとは?キャノンとの違い

フォームガン(ホース直結)
- 導入が簡単/安全性高い/泡量は中程度
- 家庭の蛇口環境でOK、入門〜日常運用に最適
フォームキャノン=フォームランス(高圧洗浄機)
- 泡が濃密・厚い/潤滑&可視化で安心感
- 反面、重量・コスト↑。本気の泡演出/短時間勝負に
「泡が厚い=汚れ落ちが強い」ではなく、前処理の軟化と触れる回数を減らすのが狙い。
失敗しない基本手順(中性×日陰×面分割)

✅STEP 0:環境作り
- 日陰&ボディが冷えている状態で開始。風の強い日はセクション小さめ。
✅STEP 1:予洗い
- ホース or 高圧で砂粒を落とす。下回り→上に向かわないよう注意。
✅STEP 2:泡の噴霧(プレウォッシュ)
- 推奨希釈で泡作成 → 上から下へ均一に。
- 置き時間(ドウェル)5〜10分を目安(乾く前に次工程へ)。
✅STEP 3:リンス
- 面分割でしっかり流す。乾きやすいパネルから。
✅STEP 4:コンタクトウォッシュ(手洗い)
- 中性シャンプーでミット洗い→リンス→拭き上げ。
真夏は「フォーム→即リンス→小刻み手洗い」のミニ分割で。
希釈倍率の考え方(計算テンプレ付き)

基本式
- 原液量(ml)= ボトル容量(ml) ÷ 希釈倍率
- 例:1,000ml × 30倍 → 原液約33ml+水約967ml
目的 | 希釈の目安 | 置き時間の考え方 |
---|---|---|
プレウォッシュ(フォーム) | 30倍前後を基点に±調整 | 5〜10分(天候で短縮。乾く前に流す) |
手洗い(バケツ) | 100〜200倍 | 置き時間は不要(都度すすぎ) |
【硬水対策】 泡が立ちにくい:濃度を一段上げる/置き時間短縮/素早いリンスと拭き上げ。
シャンプーの選び方:コーティング車と相性

- 中性・ノーコンパウンド・無香〜弱香が基本
- 施工車は泡クッションが厚いと安心(潤滑↑)
- 強アルカリ/強脱脂はメンテ用に限定。日常は中性
よくある失敗と対策(トラブルシュート)

現象①:泡がすぐ乾く
- 原因:直射/高温/風/濃度薄め
- 対策:日陰・セクション小さめ・置き時間短縮・即リンス
現象②:泡が薄い・重くならない
- 原因:硬水/濃度不足/空気混合が弱い
- 対策:一段濃く/軟水・純水リンス/機材側で空気量調整
現象③:フォームガンが詰まる
- 原因:濃度過多/残渣/ボトルのカス
- 対策:推奨濃度厳守/温水で洗浄/定期分解清掃
現象④:コーティングの撥水が落ちた気がする
- 原因:被膜劣化/相性/過度な脱脂
- 対策:目立たない場所でパッチテスト/中性運用徹底
フォームガン/キャノンの選び方(チェックリスト)

✅接続方式:ホース直結 or 高圧(Karcher等)
✅調整機構:空気量/噴霧角(扇形)/濃度ダイヤル
✅ボトル:広口・目盛り・1L以上が使いやすい
✅金具:真鍮/ステンレス推奨
✅低流量機:1.1mmオリフィスで泡密度が安定する場合あり
✅実機レビュー:重量バランス/泡の均一性/目詰まり具合
【買い方のコツ】
まず今の機材(ホース or 高圧)を基準に。いきなり高圧へ行くより、ホース用+中性で運用最適化→必要ならステップアップ。
おすすめの使い分け(環境別)

✅夏日:置き5分以内→即リンス。ミニ分割で乾きを防止
✅冬:泡が長持ち。手洗い工程を丁寧に(拭き上げ時間も確保)
✅硬水:濃度↑+置き短縮+早めの拭き上げ
✅直射下:フォーム→即手洗い→即リンスの小刻み運用
ここから買う・学ぶ

- どのシャンプーが合う? → 用途別の比較表&ランキング
- 施工車の正解 → 中性×泡クッションの厳選
- 実際の時短効果 → 写真つき実測レビュー
- “良い/悪い”の本音 → 口コミまとめ
FAQ(検索意図を拾うミニQA)

- フォームは何分置けばいい?
-
5〜10分が目安。乾く前に必ず流す(直射・風の日は短縮)。
- 正しい希釈は?
-
メーカー推奨を基準。フォームは30倍前後から微調整。
- 硬水で泡が立ちにくい…
-
濃度↑/置き短縮/軟水リンスで改善。仕上げの早拭きも重要。
- ガンとキャノン、結局どっち?
-
手持ち機材と泡の厚みの希望で。ホースだけならガン、高圧があればキャノンも検討。
まとめ
